2012年2月9日木曜日

疑問氷解:ビタミンって何? - 毎日jp(毎日新聞)

 ◇13種(しゅ)あり、成長(せいちょう)や健康(けんこう)を助(たす)けます

 Q ビタミンは何種類(なんしゅるい)あり、どんな働(はたら)きをするの?(東京都北区(とうきょうときたく)、小(しょう)2)

 A 疲(つか)れた顔(かお)で鏡(かがみ)を見(み)つめ、「ビタミン不足(ぶそく)だわ」と深(ふか)いため息(いき)をつくお母(かあ)さん。「健康(けんこう)のためビタミンCをとりましょう」なんて呼(よ)びかけも、よく聞(き)きますね。ビタミンって、一体何(いったいなに)でしょう?

 ビタミンは、体(からだ)の成長(せいちょう)をうながしたり、病気(びょうき)を防(ふせ)ぐための栄養素(えいようそ)の一(ひと)つです。体(からだ)の中(なか)で自然(しぜん)に作(つく)られることがないので、野菜(やさい)やサプリメントなどで外(そと)から取(と)り込(こ)まなければなりません。

 ビタミンを初(はじ)めて発見(はっけん)したのは日本人(にっぽんじん)。化学者(かがくしゃ)の鈴木梅太郎(すずきうめたろう)が1910年(ねん)、米(こめ)ぬかから「オリザニン」(今(いま)のビタミンB1)という物質(ぶっしつ)を取(と)り出(だ)すことに成功(せいこう)しました。次(つぎ)にアメリカの学者(がくしゃ)、フンクが発見(はっけん)し、ビタミンと名(な)づけました。発見(はっけん)された順(じゅん)に、A、B、C、D……と名前(なまえ)がつきました。

 ビタミンは、全部(ぜんぶ)で13種類(しゅるい)。大(おお)きく分(わ)けて、水(みず)に溶(と)けやすい水溶性(すいようせい)ビタミンと、水(みず)に溶(と)けず、脂肪質(しぼうしつ)のものに溶(と)けこみやすい脂溶性(しようせい)ビタミンがあります。

 水溶性(すいようせい)ビタミンは、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、パントテン酸(さん)、ニコチン酸(さん)(ナイアシン)、葉酸(ようさん)、ビオチンの9種類(しゅるい)。ビタミンCは、ミカンやレモンなどの酸(す)っぱい果物(くだもの)、イチゴ、メロンのほか、多(おお)くの野菜(やさい)に含(ふく)まれており、肌(はだ)や粘膜(ねんまく)の働(はたら)きを助(たす)けます。ビタミンCが足(た)りなくなると、骨折(こっせつ)しやすくなったり、傷(きず)が治(なお)りにくくなったりします。

 白(しろ)いご飯(はん)などの炭水化物(たんすいかぶつ)をエネルギーに変(か)えるのを助(たす)けるビタミンB1は豚肉(ぶたにく)や玄米(げんまい)、口角炎(こうかくえん)などに効(き)くビタミンB6はマグロやニンニクで取(と)ることができます。

 脂溶性(しようせい)ビタミンには、ビタミンA、D、E、Kがあります。ビタミンAは、カボチャやニンジン、ホウレンソウなどに含(ふく)まれます。視力(しりょく)や皮膚(ひふ)の働(はたら)きを維持(いじ)する効果(こうか)があります。レバーに含(ふく)まれるビタミンDは、カルシウムの吸収(きゅうしゅう)を助(たす)ける働(はたら)きがあり、骨(ほね)を丈夫(じょうぶ)にします。

 野菜(やさい)や魚(さかな)、肉(にく)をバランスよく食(た)べて、さまざまなビタミンを取(と)ることが大事(だいじ)ですが、大人(おとな)になって忙(いそが)しくなると、ちゃんと食事(しょくじ)ができなくなってしまうもの。ビタミン不足(ふそく)になってしまうので、薬局(やっきょく)で売� ��う)っているビタミンのサプリメントを飲(の)む人(ひと)も多(おお)いです。

 小学生(しょうがくせい)のみなさんは、サプリメントではなく、食事(しょくじ)からさまざまなビタミンを取(と)りましょうね。【中嶋真希(なかじままき)】

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